歯周病予防prevention

歯周病予防・治療prevention

毎日の歯ブラシが最も大切です

img01

歯周病に対する最も効果的な対策は、患者さん自身が行う歯ブラシによる細菌群(プラーク)の除去です。これをプラークコントロールといいます。
プラークコントロールを効果的に行えるのは、歯周病の初期段階と、歯周病の治療が完了し、健康な歯肉を取り戻したあとに行う「予防」ということになります。

つまり、歯周病には歯ブラシだけで治るものと、それに加えて他の治療が必要なものとに分けることができます。

歯科医院での治療(ブラッシング指導)

img02

患者さん自身によるプラークコントロールの効果を高めるために、徹底的な歯ブラシトレーニングが不可欠です。
基本的な歯ブラシが出来た上で、歯周ポケットを磨くことが出来るブラッシングが効果的です。なぜなら歯周病が起きている部分は表から見えない歯周ポケットの内側の歯肉だからです。

ブラッシングのイメージは、歯周ポケットをめがけて毛先を当てて、押し込みながら動かすものです。具体的には、実際にトレーニングを受けてください。

歯科医院での治療(歯石の除去)

img03

歯石は、プラークが堆積したものが唾液によって石灰化したもので、歯ブラシでは除去できません。
これ自体は歯周病の直接原因にはなりません。

ただ、歯石の表面がゴツゴツしているため、そこにプラークが付着しやすいことから、プラークコントロールを容易にする目的で、歯石は除去の対象になります。

歯科医院での治療(歯周ポケット内のプラークコントロール)

img04

歯肉溝が歯周病菌によって深い溝のようになったものを歯周ポケットといいます。
深くなってしまった歯周ポケットは、通常歯ブラシだけでは管理できず、歯周病菌を減らすと同時に、歯周病菌の増殖を抑える働きをする善玉菌を増やすことがない限り、治癒は難しいことになります。

歯周ポケット内には2種類のプラークがいますが、両方とも歯周病と密接な関係がありますので、除去します。
また、酸素の嫌いな歯周病菌にとって、空気に触れにくい歯周ポケット内は住みやすい環境ですので、治療によって酸素の豊富な環境に変え、善玉菌の活動を活発にさせることを期待します。

pagetop